不漁ジャム

しじみの香りの入浴剤が砂の中に埋もれている。

夕方

茶色ゆれる

みた

無言

夕焼けがきれいだね

くらげのやくそくもなかったみたいで

どうでもいいんだよね

感傷に浸ろう

一緒に

たのしくない

大嫌いだっつの

君なんて

知らないよ

そういった、おもってもいな

いのに、、

ねむくないのなら、めを

つぶそうよ

いっしょう生きていけるように

愛してるよとか

軽はずみで

くだらなかった

哀れんでった過去に

さようなら

左様なら、忘れてください

気に入らないのなら、忘れてください

勢いなら、忘れてください

怖いなら、わすれてください

コンセントなら、忘れてください

生涯なら、忘れてください

最も響くのはじぶんのおこたり

すべて地にかえる

じぶんのもとへ

かえってくる

後悔したいなら、忘れないでください

過ごしたこと、泡沫

ふしめに水がたまっていた

さむいのにもまけないで

えらいね、声かけられるのずっとまってるんです

手をけがしたなら、構ってほしいなら

言ってください

そう、正直に


嫌いなら、嫌いになってください

せめてもの期間、たのしかったことに浸れますから

君なんて大嫌いだっつの

揺れてた

火がむらさきになって、見えなくなってがたががたがた音が

過大にしんでしまえばよかった

シンデレラだったひと

おうじさまだったひと

たがいにたがいに

嫌っていったら、

幸せですか

こんなのが幸せなはずがないの

骨格はきづかない

傷ついた石にばいばい

さようなら

いちびょうまえの細胞



細胞に処刑を

兄に剛挙を

粘土に色を

花にリボンを

つつんで

ぴくっとゆれた、それは、ねむたいから

さようならだ