不漁ジャム

しじみの香りの入浴剤が砂の中に埋もれている。

あの瞬間が全部間違いだったということにすれば私の中に矛盾は生まれない

自分の誘発させた事態が腫瘍みたいにずっと居るけど、腫瘍のこと忘れてる間は楽だ

白っぽい病院で奇麗なものだけ摂取して、戦略的な医者に指揮を執られ、なんかまあそこそこの人たちと闘病生活する

このまま目醒めなければいいのにと思いつつ

矛盾を正すために扉をノックする 他に思いつくわけじゃないし

急に扉が開いて薬品掛けられても良い

そもそもこの記憶は間違いだからと思えばプラスマイナスゼロにいくらでもできるからね